未経験者の就農を後押しするのは「体験」と「相談」~ 農業ジョブ「新規就農調査」~
農林水産業専門の人材サービス「農業ジョブ」を運営する株式会社シンクロ・フード(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤代真一、東証プライム市場:3963)は、農業ジョブの求職者会員を対象に、新規就農に関するアンケート調査を実施いたしました。
調査対象:農業ジョブの求職者会員
回答数:224名
調査期間:2024年10月29日~2024年11月5日
調査方法:インターネット調査
■回答者プロフィール
回答者の年齢分布・農業就業経験分布は以下となっています。
また、本調査サマリーでは、回答者のうち下記を分析対象としています。
「農業就業経験者(=農業法人・農家への勤務経験あり) N=103」
「農業就業検討者(=農業法人・農家への勤務経験なし・1年以内に農業の仕事を探した) N=53」
▼初めて農業求人に応募する・勤務を決める際に、悩んだこと・躊躇したことはありますか?(N=103)
次に、前問の悩みを解消するために行ったことをフリー回答で質問しました。就農先の方に相談・質問する、実際に職場を経験することで、悩みを解消していったという声が多く挙がりました。
<一次情報を取得した>
・就農地の役場に問い合わせた
・雇用主に相談した
・諸先輩方にアドバイスを求めた
・実際に行って面接して色々聞きながら、自分なりに納得しました
<職場を見学・体験した>
・Wワークで休みの日にアルバイトを始めた
・自身が希望する条件に合う農場を第一産業ネット(現:農業ジョブ)などを使って、絞り込み、実際に農場の見学や体験をさせてもらい、話を直接聞いた
・10件以上、インターンに行きまくった
<まず飛び込んでみた>
・(体力が不安だったので)IT化した先に転職しました
・基本的な作業のやり方を教わった上で、後は現場で失敗しながら覚えていった
・社宅がある勤務先を選んだ。家賃も安く済み、生活環境や地域に慣れるまで助かった
・やっぱり前に進むしかないと言い聞かせて一歩踏み出しました
また次に、農業法人・農家への勤務経験がなく直近1年以内に農業の仕事を探した「検討者(N=53)」に、仕事探しの状況を聞きました。「漠然と検討中」「求人を調べている」段階で、応募に進んでいない方が80%強と大半を占めています。
▼農業の仕事探しの、現在の検討・進捗状況は?(N=53)
応募に至らない理由について質問したところ、「希望条件に合う求人が見つからない」が4割と最多になりました。
▼(上記回答者のうち「漠然と検討中」「求人を調べている」方)応募に至らない理由は?(N=43)
・地域的に都市近郊の就農を考えていることから選択肢が多くはないから
・短期バイトでやりたいが、近くでなかなか見つからない
・今、住んでいるところから通える場所が少ない
・独立前提のため、土地や住まいを検討中
・希望の給与額の求人がない。子供の学費や住宅ローンなどがまだ必要なため応募に至らなかった
・希望条件(勤務日数)に合う求人が見つからない
続いて「検討者(N=53)」に、就農関連の体験への参加経験を伺いました。いずれの経験も参加経験は高くない結果となりました。
▼以下の体験への参加経験はありますか?(N=53)※複数回答
クレジットに「農業ジョブ(株式会社シンクロ・フード)調べ」と明記ください。
農業界の「シゴト」を見える化し、農業事業者と求職者の懸け橋になるため、2006年、日本初の農林水産業専門の求人サービスとして誕生しました。
現在では、13万人を超える業界最大級の求職者会員を誇り、多くのマッチングを実現しています。
今後も、農業界の“チャレンジ”を量産するプラットフォーマーとして、“農業を支えたい全ての人たち”とともに、日本の食文化と地域創生、農業界の発展に貢献してまいります。
運営サイト:https://agrijob.jp/
本調査について
■調査概要調査対象:農業ジョブの求職者会員
回答数:224名
調査期間:2024年10月29日~2024年11月5日
調査方法:インターネット調査
■回答者プロフィール
回答者の年齢分布・農業就業経験分布は以下となっています。
また、本調査サマリーでは、回答者のうち下記を分析対象としています。
「農業就業経験者(=農業法人・農家への勤務経験あり) N=103」
「農業就業検討者(=農業法人・農家への勤務経験なし・1年以内に農業の仕事を探した) N=53」
<調査結果について>
経験者:初めて農業の仕事に就いた際、約半数がハードルを感じていた
農業法人・農家での勤務経験がある方(N=103)に、初めて農業の仕事に就いた際に悩んだこと・躊躇したことについて質問したところ、半数近くの方が「ある」と回答しました。▼初めて農業求人に応募する・勤務を決める際に、悩んだこと・躊躇したことはありますか?(N=103)
▼「ある」と回答した方の具体的な理由
<未経験で通用するか>
・未経験の為、自分に合っているか不安だった
・未経験だったので、自分にできることがあるのか不安だった
<働き方・勤務環境>
・休みや勤務時間の不安
・体力面の不安
・どのくらいキツイ仕事なのか、住みこみで他の人はどんな人がいるのか
<待遇>
・給料が低い為、家族を養えるかどうか
・職場の環境や福利厚生等で悩みました
・昇給と賞与、退職金が出るか
<転居・新たな土地での生活>
・しきたり等のギャップに耐えられるか。
・就農地の気候・住宅などの状況
・車がないと生活できないような勤務地が多く、普段の生活が心配だった。
・求人がほとんど 地方にしかなく 家を出ることになるため 就職後の知らぬ土地での一人暮らしに不安を覚えた
<未経験で通用するか>
・未経験の為、自分に合っているか不安だった
・未経験だったので、自分にできることがあるのか不安だった
<働き方・勤務環境>
・休みや勤務時間の不安
・体力面の不安
・どのくらいキツイ仕事なのか、住みこみで他の人はどんな人がいるのか
<待遇>
・給料が低い為、家族を養えるかどうか
・職場の環境や福利厚生等で悩みました
・昇給と賞与、退職金が出るか
<転居・新たな土地での生活>
・しきたり等のギャップに耐えられるか。
・就農地の気候・住宅などの状況
・車がないと生活できないような勤務地が多く、普段の生活が心配だった。
・求人がほとんど 地方にしかなく 家を出ることになるため 就職後の知らぬ土地での一人暮らしに不安を覚えた
経験者:悩み・ハードルを解消したのは「相談」と「体験」
次に、前問の悩みを解消するために行ったことをフリー回答で質問しました。就農先の方に相談・質問する、実際に職場を経験することで、悩みを解消していったという声が多く挙がりました。
<一次情報を取得した>
・就農地の役場に問い合わせた
・雇用主に相談した
・諸先輩方にアドバイスを求めた
・実際に行って面接して色々聞きながら、自分なりに納得しました
<職場を見学・体験した>
・Wワークで休みの日にアルバイトを始めた
・自身が希望する条件に合う農場を第一産業ネット(現:農業ジョブ)などを使って、絞り込み、実際に農場の見学や体験をさせてもらい、話を直接聞いた
・10件以上、インターンに行きまくった
<まず飛び込んでみた>
・(体力が不安だったので)IT化した先に転職しました
・基本的な作業のやり方を教わった上で、後は現場で失敗しながら覚えていった
・社宅がある勤務先を選んだ。家賃も安く済み、生活環境や地域に慣れるまで助かった
・やっぱり前に進むしかないと言い聞かせて一歩踏み出しました
検討者:雇用就農を検討しているものの、応募まで至っていない方が8割
また次に、農業法人・農家への勤務経験がなく直近1年以内に農業の仕事を探した「検討者(N=53)」に、仕事探しの状況を聞きました。「漠然と検討中」「求人を調べている」段階で、応募に進んでいない方が80%強と大半を占めています。
▼農業の仕事探しの、現在の検討・進捗状況は?(N=53)
応募に至らない理由について質問したところ、「希望条件に合う求人が見つからない」が4割と最多になりました。
▼(上記回答者のうち「漠然と検討中」「求人を調べている」方)応募に至らない理由は?(N=43)
<「希望条件に合う求人が見つからない」の詳細>
・地域的に都市近郊の就農を考えていることから選択肢が多くはないから
・短期バイトでやりたいが、近くでなかなか見つからない
・今、住んでいるところから通える場所が少ない
・独立前提のため、土地や住まいを検討中
・希望の給与額の求人がない。子供の学費や住宅ローンなどがまだ必要なため応募に至らなかった
・希望条件(勤務日数)に合う求人が見つからない
検討者:「体験」参加割合は低いが、参加意向は高い結果に。
続いて「検討者(N=53)」に、就農関連の体験への参加経験を伺いました。いずれの経験も参加経験は高くない結果となりました。
▼以下の体験への参加経験はありますか?(N=53)※複数回答
さらに「検討者のうち、応募に至っていない方(N=43)」に、上記体験への参加意欲を伺いました。実際の農業体験への参加意向が高い結果となりました。
参加意欲は高いものの、参加できていない要因としては、以下のようなコメントが寄せられました。
<体験参加のハードルとなっていること>
・会社員のため平日は参加できないことです。
・土日祝日でイベントを探している
・遠出の場合が多く、資金的に難しい
・飛行機は苦手なために、電車で行けたら行くと思う
・情報が見つけづらい
農林水産業専門の人材サービス「農業ジョブ」では、今後も継続的にユーザーヒアリングや調査を実施し、未経験・経験者問わず、農業界での就業を支援してまいります。
参加意欲は高いものの、参加できていない要因としては、以下のようなコメントが寄せられました。
<体験参加のハードルとなっていること>
・会社員のため平日は参加できないことです。
・土日祝日でイベントを探している
・遠出の場合が多く、資金的に難しい
・飛行機は苦手なために、電車で行けたら行くと思う
・情報が見つけづらい
農林水産業専門の人材サービス「農業ジョブ」では、今後も継続的にユーザーヒアリングや調査を実施し、未経験・経験者問わず、農業界での就業を支援してまいります。
■調査結果の引用時のお願い
クレジットに「農業ジョブ(株式会社シンクロ・フード)調べ」と明記ください。
農業ジョブについて
農業界の「シゴト」を見える化し、農業事業者と求職者の懸け橋になるため、2006年、日本初の農林水産業専門の求人サービスとして誕生しました。
現在では、13万人を超える業界最大級の求職者会員を誇り、多くのマッチングを実現しています。
今後も、農業界の“チャレンジ”を量産するプラットフォーマーとして、“農業を支えたい全ての人たち”とともに、日本の食文化と地域創生、農業界の発展に貢献してまいります。
運営サイト:https://agrijob.jp/