「出店したい業態No.1は?」飲食店の出店したい業態ランキングと出店予算の動向を飲食店ドットコムが発表

飲食店の出店・開業・運営に役立つサービスをワンストップで提供する「飲食店ドットコム」を運営する株式会社シンクロ・フード(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤代真一、東証プライム市場:3963)は、2022年に当サイト上に新規登録された会員情報から、出店希望の多い業態のランキングと出店予算の分布の動向を調査いたしました。
  • 調査概要
調査対象:「飲食店ドットコム」に新規登録された会員(飲食店)のうち業態・出店予算情報を保有するデータ 調査期間:2022年1月1日~2022年12月31日
  • 2022年1月〜12月の出店したい業態ランキング
今回の調査の結果、出店したい業態No.1は、「居酒屋・ダイニングバー」となりました。2015年の調査結果(https://www.synchro-food.co.jp/news/press/1325)と比較して、4位までの順位は変わらず、2位以降は「カフェ」、「バー」、「ラーメン」という結果になっています。
ただし、1位の「居酒屋・ダイニングバー」は、前回比でポイントを落とし、2位の「カフェ」との差も12%から5%と縮まりました。コロナ禍で居酒屋の経営難が頻繁に報道されたことや団体客の減少、遅い時間帯の利用客が減少していることなどが影響している可能性が考えられます。
また、前回11位の「テイクアウト」と同じく16位の「お弁当・惣菜・デリ」が順位を上げ、7位と10位にランクイン。これらもコロナ禍で需要が伸びた業態であり、参入障壁が比較的低い業態でもあるため、人気が高まったと推測されます。今回のランキングはコロナの影響を反映した結果であると言えるでしょう。

※業態の集計方法:飲食店ドットコムの新規会員登録者のうち業態を登録した数から集計 ※()内の数値は前回の調査(2014年11月〜2015年1月)の業態割合と比較した数値 ※調査対象数:22,357件
  • 出店予算の動向について
出店予算調査の結果を見ると、約半数(48.4%)が500万円以下で出店を希望していることがわかります。2015年の調査結果(https://www.synchro-food.co.jp/news/press/1325)では、500万円以下の割合(41.8%)が6.6%も低かったこと、また、今回は残りの「1000万円以下」から「2000万円以下」全ての割合が下がっていることから、全般的に出店予算が減少していると言うことができるでしょう。
この結果は、出店したい業態ランキングで上位にランクインした「テイクアウト」「お弁当・惣菜・デリ」が比較的低コストで出店することができるため、これらが出店予算を下げている原因の一つとも考えられます。


※業態の集計方法:飲食店ドットコムの新規会員登録者のうち出店予算を登録した数から集計
※()内の数値は前回の調査(2014年11月〜2015年1月)の業態割合と比較した数値
※調査対象数:18,334件
出店予算が減少傾向とはいえ、1000万円を超える予算での出店検討者が2割いることも事実です。コロナ渦を経て、初期費用をできるだけ抑えたい低額出店希望者と、予算をしっかりとかける高額出店者との二極化がさらに進んでいると推察されます。

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