【2022年度上期飲食店動向5】飲食店で最も人手不足だった職種は? 職種別・業態別の求人データを求人@飲食店.COMが発表
飲食店専門の求人情報サイト「求人@飲食店.COM(https://job.inshokuten.com/)」を運営する株式会社シンクロ・フード(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤代真一、東証プライム市場:3963)は、求人@飲食店.COMに登録された2022年度上期における飲食店の職種別・業態別求人データを発表します。
2022年度上期において、求人数が最も多かった職種はサービス・ホール、求人数が最も多かった業態は居酒屋・ダイニングバーでした。
2022年度上期において、求人数が最も多かった職種はサービス・ホール、求人数が最も多かった業態は居酒屋・ダイニングバーでした。
- 調査概要
調査期間:2022年4月〜9月
- 2022年度上期 職種別求人数トップ10
求人@飲食店.COMの全18職種のうち、2022年度上期の求人数が最も多かった職種は「サービス・ホール」で、20,775件(全体の26.3%)という結果となりました。サービス・ホールは2013年以降の調査結果では常に1位となっており、慢性的に人手不足状態が続いている職種と言えます。
なお、サービス・ホールの求人数を雇用形態別に見ると、正社員よりもアルバイトの求人掲載数のほうが多い(正社員44.9%、アルバイト55.1%)結果に。2018年の調査結果(正社員45.6%、アルバイト54.4%)よりもアルバイトの掲載割合が微増するかたちになりました。
2022年度上期はコロナ影響が落ち着き、求人募集に積極的な飲食店が増加。急ぎで人員確保したい、しかし先行きには多少の不安が残るという理由から、アルバイト募集割合が高まったことも考えられます。
2位は調理スタッフで、20,236件(全体の25.7%)という結果になりました。調理スタッフはアルバイトよりも正社員の掲載数が多く(正社員56.7%、アルバイト43.3%)、サービス・ホールに比べてスキルや経験を求められていると考えられます。なお、3位の調理補助・調理見習いは11,232件(全体の14.2%)で、2位の調理スタッフとは約1.8倍の開きがあり、調理系職種は未経験者よりも即戦力として活躍できる経験者の方がニーズが高いと言えそうです。
4位、5位には店長候補・マネージャー、料理長候補がランクインしました。こちらは管理職にあたることもあり、その9割以上が正社員での募集となっています。
- 2022年度上期業態別求人トップ10
求人@飲食店.COMの全24業態のうち、2022年度上期の求人数が最も多かった業態は「居酒屋・ダイニングバー」で、12,841件(全体の16.1%)という結果となりました。2位は「イタリアン」で12,061件(全体の15.2%)、3位は「和食」で9,602件(全体の12.1%)という結果に、4位と5位にはカフェ・喫茶店、洋食・西洋料理がランクインしました。
※2018年の同調査結果はこちらをご覧ください
https://www.synchro-food.co.jp/news/press/2368
飲食関連職種の有効求人倍率は、コロナ前の水準にはまだ戻っていないものの、徐々に採用の難易度が高くなってきています。
求人@飲食店.COMでは、今後の飲食店の採用の動きを注目しつつ、求人ほか様々なデータの解析や分析を行い、飲食店で働きたい方、飲食店の出店者・運営者の皆さまにとって価値ある情報をお届けしてまいります。