2017年飲食店で最も人手不足だった職種は?首都圏・関西の年間求人データを求人@飲食店.COMが発表!
飲食店専門の求人情報サイト「求人@飲食店.COM(運営:株式会社シンクロ・フード)」(http://job.inshokuten.com/)が、首都圏および関西の飲食店における2017年の年間求人データを発表します。2017年、飲食店で最も人手不足だった職種(求人掲載数が最も多かった職種)は、首都圏・関西ともにサービス・ホールでした。
調査の詳細は下記の通りです。
「求人@飲食店.COM」の掲載データより、首都圏および関西エリアにおける2017年(2017年1月1日~2017年12月31日)の求人101,169件(正社員およびアルバイト)を対象に職種別求人掲載数を調査いたしました。
■2017年最も人出不足だった職種(首都圏エリア)
まず首都圏エリアについて見てみると、1位はサービス・ホールで、22,582件(全体の27.2%)という結果となりました。サービス・ホールは2013年以降連続して1位となっており、慢性的に不足状態が続いている職種と言ってよいでしょう。なお、サービス・ホールの掲載数を雇用形態別に見ると、正社員よりもアルバイトの求人掲載数のほうが多い(正社員46.5%、アルバイト53.5%)という結果でした。飲食店のサービス・ホールスタッフは、スキル・経験の豊富さよりも、やる気・人柄が重視される傾向にあるため、人件費の安いアルバイトのニーズが高くなっていると言えそうです。
2位は調理スタッフで、21,098件(全体の25.4%)という結果になりました。調理スタッフはアルバイトよりも正社員の掲載数が多く(正社員57.4%、アルバイト42.6%)、サービス・ホールに比べてスキルや経験を求められていると考えられます。なお、3位の調理補助・調理見習いは12,079件(全体の14.5%)で、2位の調理スタッフとは約1.7倍の開きがあることから、首都圏エリアでは調理系職種は未経験者よりも即戦力として活躍できる経験者の方がニーズが高いと言えそうです。
4位、5位には店長候補・マネージャー、料理長候補がランクインしました。こちらは管理職にあたることもあり、その9割以上が正社員での募集となっています。
■2017年最も人出不足だった職種(関西エリア)
関西エリアでの結果を見てみると、1~5位は首都圏エリアと同じ順位となり、雇用形態の内訳もほぼ同様の結果となりました。各職種の全業態に対する割合を首都圏と比較すると、その差はおおよそ1%前後となっていますが、3位の調理補助・調理見習いに関しては全職種に対する割合が17.5%となっており、首都圏エリアの14.5%に対して3ポイント高い結果となりました。
即戦力を求める傾向がある首都圏エリアに対し、関西エリアではゼロから育てようという風潮が強く、結果に影響を与えていると考えられそうです。
詳しいデータはこちらから
http://www.inshokuten.com/recruit/knowledge/trend/detail/220
飲食業界の求人トレンドがわかる調査レポートはこちらから
http://www.inshokuten.com/recruit/knowledge/trend/list/?serachCategoryCode=0
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